まだ私が小学生だったころ
担任の女の先生から両親あてに
年賀状が届いたことがあった。
忘れもしない。
その年はイノシシでイノシシの絵の
判子が中央に押されていた。
それのみで何の言葉も添えてなかった。
まだ小学生だった私はその賀状を見て
その担任の私や両親に対するスタンスは
明らかでいい気はしなかった。
本当は出したくないんだけど
お歳暮もらったからお礼の意味も兼ねて
送るわねと言われてるようで。
こんなのんだったらもらわない方がまし。
最近は一言も添えない賀状も多いらしいけど
そのころは一般人はまだ手書きをしていた。
人によっては筆で書く人もいた。
一応教師という立場でよくやるなあと思った。
その先生は生徒からも父兄からも好かれておらず
一年後どこかの寒村に転勤させられた。
新年になって初夢を見た。
息子が帰ってきた夢で
ちょっとばかり幸せな気持ちに。
何故か嫁が出てこなかったのもいい。
7年前駆け落ち結婚して家で出て以来
一度も帰ってきたことがなかった。
正夢だといいな。
うちはあんまり変わりなし。
旦那は明日から仕事が始まるし
娘は元旦からシフトが入ってる。
実はうちの旦那去年は厄年
しかもど真ん中の当たり年で
どうなることかとハラハラしていた。
ここ4年いつも年後半になって
ケガしたり入院したりしてたから。
誰かに話すと少しは気が楽に
なるのかもしれないけど
口に出すと本当に何か
悪いことが起こりそうで
ずっと私一人で抱えてた。
これって結構しんどい。
厄年というのは前厄、後厄が
あるらしいので安心できない。
今年も無事のりきれますように。
ムラゴン ホーム